毎年、6月の第2日曜に杖突峠にサイクリストが集まる今井彬彦メモリアルラン。今年で17回を数えるが、私は退職してからの参加で今回が丁度10回目となった。

今まではこの集まりを利用して、ロングランを計画して随分走ってきた。このところモチベーションが下がってきて、昨年に引き続き今年も車で出かけてきてしまった。諏訪のホテルに連泊して走ることになった。

朝宿を出て、諏訪大社上社本宮へは行かずに、そのすぐ前の諏訪市博物館の足湯に浸ることにした。

峠の上り口、安国寺のコンビニにはいつもながら沢山のサイクリストが集まっていた。お馴染みの奈良からのI氏と共にのんびり登ることにした。

予報では台風により梅雨前線が北上して午後から雨になると言うが、八ヶ岳の上の方がちょっとは見えていたりする。

急がず焦らす登っていくが、大集団の一番後ろに何とか付いて登っていった。ちょっとの休憩でも自転車談義が盛んであった。

見晴らし橋からの諏訪湖の大展望を見ると峠の茶屋まではもう少し、最後の頑張りとなった。

集合場所の茶屋には11時頃には着くことが出来た。梅雨時なのに今まで降雨0のメモリアルラン、パラパラッときてサドルカバーを付けるたり、バッグに防水カバーを掛けたりの一幕もあったが、無事写真撮影を終了しいつになく早めの出発者が相次いだ。

さて、私もせっかく来たからには恒例の杖突峠での写真撮影を・・・

そして、峠道を高遠方面にダダダダだーっと下って、林道日影入線へと入ることになった。

この林道は3度目のチャレンジとなるが、年々上りがきつくなってきた。峠は松尾峠といって高遠町と箕輪町の町界となっている。

この林道をこれまた一気に下っていくともみじ湖の手前に水神様があって、美味しい湧き水が吹き出ていた。

もみじ湖は人工湖で有り、静かな佇まいであった。

そこから県道を有賀峠方面へゆったりと上っていった。道沿いにはもみじが沢山植えられておりもみじ湖の由来となったようだ。紅葉の頃にはさぞかし見事なことであろう。

県道とは名ばかりの車一台がやっと位の狭い道であった。渓谷沿いの道が続いていくと毎年聞ける春ゼミの声が聞こえてきたりした。

後山の部落には自販機があったので、一息ついた。かつては食料品も売られていた店のようであったが、自販機のみそれに土日は集配無しのポスト、それに村内放送の設備が残されていた。

近くの農家の軒下には新しい薪が積み上げられていた。まだ、薪が主要な燃料として使われているのであろう。

後山の部落を過ぎて登っていくと、県道はUターンすることになる。数年前に来た時はそのまま直進して南峠を目指した。今回は県道をそのまま進み有賀峠に出ることにしていた。

この道が何度も上り下りがあってきつい道であった。

有賀峠は2度目となるが、今回の県道は峠に向かって下っていくという新しいタイプの道路である。

雨が降ったら下るのが怖そうな急坂をまた豪快に下って諏訪湖が見える所に出た。

さて、今度は諏訪大社上社本宮にちゃんと詣ってから、ホテルへと戻った。

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