大内宿、金山滝の沢温泉と開いてきたfcycleの会津ラン。今回も宿集合の集中ランで場所は柳津町の西山温泉としました。梅雨入りが早まってしまい天気が心配でしたが、午前中曇りの予報が午後まで持ってしまい、奥会津の良さを楽しむことが出来ました。
6/22(土)
会津若松→美里町新鶴→銀山街道→銀山峠→久保田→西山温泉 老沢温泉旅館泊
6/23(日)
西山温泉→高森→緑資源林道→大岩→美里町高田→美里町本郷→会津若松

まず若松から西へ西へと進んで新鶴へ、吹上丘の上にある銀山街道の案内板まで来ました。何と足も軽くて快調でした。追い風だったのかな。

佐賀瀬川から県道53会津高田新鶴線に入ると、せいぜい農林作業中の軽トラに時折出会う程度となりました。上り坂が結構きついはずなのですが、F32×R36の超ローギアに助けられてか押さずにとろとろと上がっていきました。

だいぶ汗をかきましたが、軽井沢着。銀山峠に備えてパンで腹ごしらえをしました。

銀山の入口の標示から入った道は舗装はされていたもののなかなかの急坂で、喘ぎ喘ぎ上ったら、舗装が切れた向こうに銀山跡のトレードマークとなっている赤い煉瓦の煙突が見えてきました。

崩れそうな煙突の脇をそのまま上っていったら(もちろん押しです)採石場のような所で行き止まりでした。山々が連なって見晴らしは良かったのですが。

地図で確認したら、峠の登り口はもっとずっと下の方でした。古ぼけてはいますが銀山峠入口の標柱が立っていて、草深いもののかなりの道幅でした。

雪の押し倒されて曲がった豪雪地帯特有の木々の中を進む道は、峠ブームのイベント等が毎年開かれているだけあって、立派なものとなっていました。

ピークの脇に祠があって、これは峠だね。と勝手に決めて一休みしました。雰囲気は良かったのにこれが偽峠で、まだまだ上らされたのでありました。

この杉林が峠のようでした。何の標示も無く古くからの峠らしくはないような所でした。

下りは短くて、すぐに広い道に出ました。車も勇に入れそうな道でしたが、このように草ボウボウでした。

下りたところは、久保田といって三十三観音で有名なのですが、至る所にたっしゃ村という幟や標識が・・・棚田を解放しての稲作イベントも行われているようでした。

久保田から西山温泉までは随分と下りました。温泉に入る赤べこが描かれた案内板。その後ろが今回の宿、老沢温泉旅館です。

宿の温泉はユニークです。風呂場に温泉神社があって、湯船は三つ。上を流れる樋に石が置いてあって、湯船に入るお湯が微妙に調節されています。ぬるい、丁度良い、ものすごく熱い・・・ぬるいと丁度良いだけ入って、ものすごく熱いは止めておきました。

外側もちょっと古めかしい感じの建物で、宿泊は素泊まり自炊もOkと湯治場的でしたが、日帰り客も多くはなさそうでした。

さて、2日目は、宿を出て高森を目指しました。最初は新しい道が出来ていて面食らいましたが、細めの古くさい道になりました。このようなお堂が随所にあって、歴史を感じました。博士山の登り口になってるせいでしょうか。

旧大規模林道、今は緑資源林道に出ました。山の中なのに二車線の幅広道ですが交通量はありません。ここが最後のピークで後は下りです。

ようやく、会津盆地の南の端が見えてきました。高田本郷辺りです。まだまだ山並みが連なっていて、麓まではまだまだありそうです。

大岩にて、大岩観音をちょっとだけお参りしてきました。クマ被害のあったところで、このようなリアルな看板が取り付けてありました。
高田兜へと真っ逆さまに下りて、皆と別れて会津若松へと向かいました。本郷大橋を渡るころから、雨がポツリポツリと降り出して、家に着くまでに結構濡れてしまいました。それでも、雨中走行を覚悟していた梅雨のまっただ中に、楽しく走れた方でした。
最近のコメント