ヒメシャガの季節
5月も半ばを過ぎると、そろそろヒメシャガが咲き始めます。シャガはどこにでもあるのですが、ヒメシャガはなかなか見ることはありません。絶滅危惧種にも指定されています。
咲いているのは青木山です。普段は小田から登っているのですが、本来の青木地区から登ってみることにしました。里山復興を手がけている団体があるので入り口には立派な看板があります。
岩の下に山の神様があって、「山→」と赤で書かれていますが、以前山仕事をしていた頃の名残で、この先は藪に阻まれてしまいます。
ちょっと戻った所から沢を渡ります。あまり整備されてはいませんが古くからの道なので踏み跡ははっきりしています。倒木が撤去されずに大分残されていました。
500mを過ぎた辺りからヒメシャガが顔を出すようになってきました。まだ蕾も残っていてこれからという感じもします。林の中で日当たりが悪場所だったせいかもしれません。
昔は青木からの道は楽だと思っていたのですが、2時間ちょっとかかってやっと山頂です。真ん中の標識の所から登ってきました。右の山頂の標識は熊にたびたび壊されて修理しながらやっと立っているものです。
山頂脇の見晴台の所に作った、周囲の山々の案内板も見事に壊されていました。使った塗料を熊が好きだかららしいとのことです。4月下旬から、今月初めにかけて市内のお城や神社や河川で熊の目撃情報が相次ぎました。そのせいかこの良い時期に山に来る人がぐっと減ったように思われます。
さて、下山はいつものヒメシャガの多く見ることが出来る道を下ります。
本当に登山道のすぐ脇に沢山生息しているのです。
妙光寺林道のヒメシャガの看板の所まで降りてきました。法面の所は藪になってきていますが負けずに咲いているようです。
この後雨になりました。雨に弱くて濡れると花はすぐダメになってしまいます。見頃なのは本の数日ですね。
« 柳津のオフロード 5/5 | トップページ | 自転車道(会津若松~熱塩) 5/24 »
コメント