広域基幹林道 三河小田川線 11/18
この林道を越えたのは1995年9月のことだから、もう23年も前のことになる。第1次のMTBブームの頃で、あいづりんどうクラブというオフロード走りのクラブを作ってアクティブに走り回っていた。とにかく霧が深くて何も見えず、最後は雨になったことを思い出す。なかなかハードな林道でもう一度越えてみたい林道の一つであった。
その時は上戸浜をスタートにして中山宿から猪苗代側に越えたが、今回は上戸浜をスタートにするが反対回りで越えてみようと計画した。
西風が冷たいが天気が良い。猪苗代湖と磐梯山が両方見え、絶景であった。
志田浜に立ち寄ると、白鳥が数羽泳いでいた。反対側の長浜にはカモはいるが白鳥がいないと思っていたら、志田浜側に移動していたのかな。「白鳥の湖」なる像も建てられていた。
志田浜からは山沿いに真っ直ぐ北上していった。昔川桁から沼尻への軽便鉄道が走っていた所で、いつの間にか駅の表示が作られていた。ある駅には古い便所だけが残されていたりした。
猪苗代側の登り口の小田の部落、結構大きな部落で村はずれには蚕様のためと思われる神社が残されていた。
この辺りもご多分にもれず猪のほじくり返した跡が道端に沢山見られた。
舗装された道をたんたんと上っていったら、大倉地蔵なる地蔵尊が奉られていた。謂われがあるのか信仰が今でも続いているようであった。
上り始めて5キロほどで地道となった。最初こそ良くしまった走りやすい道であった。
12%はさほどでもないと思うかもしれないが、地道ではきつい、傾斜の標示もここだけであったようだ。
時折山の眺めが良いところがあった。スキー場かあったりしたので猫魔方面かと思ったが、方向からすると西吾妻方面の山々のようだった。
砂利がまかれてくると登るのが辛くなり、押すことが多くなってきた。
丁度12時になったところで一休みした。パンをかじり地図を眺めてあと1時間位と踏んだのだが。
道はどんどん荒れてきた。このように深くえぐれてしまった所が多くなってきた。
山陰からちょっと頭を覗かせたのは磐梯山であろうか。このように立ち止まることが多くなってきた。
林道ピークと思われるところにやっと到着した。オフロードのバイクが数台止まって歓談していた。自転車は大変だと感心されてしまった。
下りも砂利が多くえぐられた道でなかなか苦労した。もうチョイ空気を抜けば快適かもしれないが、判断が難しい。
舗装になってからは道は快適になったが、寒さが一段と増してきた。途中から川桁へ抜ける林道があると聞いていたのだが、それらしい道にはゲートが・・さらにその先はかなり急な上り坂であった。
結局そのまま下って中山宿へ。そこからは絶対走りたくないと思っていた49号線。車の多い道をエッチラオッチラと中山峠を越えることになってしまった。
上戸浜の駐車場に着いた時には、3時半というのにもう日も傾いて夕方の装いであった。日が短くて、気温も下がってくるし晩秋のツーリングはなかなか厳しいものがあります。
小田から達沢への林道、中山宿から川桁への林道など走れそうなところはあるのですが、厳しい林道走は,年寄りにはなかなか応えるのでありました。
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