阿武隈オフ 横川鉱泉 1/29
さすがに朝は寒くて、「朝食です」と呼ばれるまで布団から出ることが出来なかった。朝食後朝風呂に入ったりして出発は9時を回ってしまった。宿のすぐ近くの道の駅さとみから走り始めた。
349を少し南下して、河原野というところから左折して東へと向かった。
この道は上りはきついが静かで良い道だった。野仏や馬頭観音などの古い石塔に、メルヘンな道標などが道ばたに置かれていた。
犬に吠えられながら田平の部落を過ぎ、急な坂道を上っていくと急にローカルな雰囲気になってきた。
道は、これで良いのかというほどの細い地道になってきた。あちこちで土手がほじくり返されてその土が道路を覆っていた。恐らく、イノシシが餌を探した跡だろう。彼らの冬の食生活が如何に厳しいかを物語っていた。
黒坂に出たら道は舗装路となった。分岐がいくつかあったが標識を便りに走っていった。
黒前神社という大きな神社の入り口からまた道が地道となった。この神社は堅破山という山の頂上付近にあるようであった。
そこから道は再び悪くなった。一度溶けた雪が氷結していて歩くのも大変な所もあった。
高萩との境が峠になっているようで、そこまでが黒坂林道でその先が米平林道になっているようだった。
道が下りになり米平からは舗装にもなって行程がはかどるようになった。米平には石仏が沢山並んでいた。馬頭観音が多いようで、かつては林業が中心で馬が重要な役を担っていたのであろう。
古くからの道なのか、中戸川にも地蔵や馬頭観音が立ち並んでいた。
高萩の近くまで下るつもりでいたが、随分時間が押してきていた。下田代を過ぎたところで右折して十王町方面を目指すことにした。
軽快に下って高原で県道60に出た。
県道にはピークがあったが、緩い上りで休まず何とか越えることが出来た。国道349に出た所で、大菅温泉の看板を見つけた。これもその内泊まってみたい宿だ。
道の駅に戻ったのは2時近くなっていた。帰路の途中矢祭で日帰り温泉に入り30分ほどゆっくりしていった。
隣栃木には馬頭町といって馬にちなんだ土地があるが、茨城もその流れをくんでいるのだろうか、馬頭観音を多く見かけた。また馬力神というのも同じ目的であろうが、自転車乗りはこれに手を合わせて上りに備えてはどうだろうか。
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