蟷螂の斧
中国の故事に「蟷螂の斧」というのがあります。斉の荘公という人が猟に出かけると、カマキリがかまを振り上げて車に打ちかかろうとするというものです。
近頃、この故事のように、路上で身構えるカマキリをよく見かけるようになりました。これは、力がないのに無謀な戦いを挑むことのたとえに使われるようですが、荘公は「莊公曰、此爲人而必爲天下勇武矣。」と言って、車の進行を変えさせたそうです。
私は、自転車で走っているとき、あの路上で絶対に引こうとしない構えを見ると、荘公同様凄い奴だとハンドルを切り迂回してしまいます。でも、この頃の交通事情はカマキリにとっては厳しいもので踏みつぶされ無惨な姿を晒していることも度々です。カマキリの路上でのこの戦闘的な態度は、今頃に良く見られるようになることから、生殖との関連があるような気がするのですがどうなのでしょうか。
« 福島の湧水 桐ヶ岡大山祗神社の御神水 | トップページ | 福島の湧き水2 強清水 »
コメント